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牛肉の格付け

牛肉は、(社)日本食肉格付協会によって格付けが行われています。

牛肉の格付けは2つの等級が使われます。

          1、歩留(ブド)まり等級 A  B  C
          2、肉質等級   5  4  3  2  1



❏ 歩留まり等級
 A  B  C

生体から皮、骨、内臓などを取り去った肉を枝肉(エダニク)と
言います。この時に、生体から取れる枝肉の割合が大きいほど
等級が高くなります。つまり同じ体重の牛でもたくさんの肉が
取れる方が良いと云う事です。品質の 等級ではありません。

edaniku
  ▲ 枝肉

等 級
歩 留基準値
歩 留
A
 72以上
 部分肉歩留が標準より良いもの
B
 69以上72未満
 部分肉歩留の標準のもの
C
 69未満
 部分肉歩留が標準より劣るもの






❏ 肉質等級
 5 4 3 2 1

(1)「脂肪交雑」 
(2)「肉の色沢」 
(3)「肉のしまりときめ」 
(4)「脂肪の色沢と質」

の4項目
について評価を行い肉質等級が決定
する。4項目をそれぞれを評価し一番点数の
い値をその肉の等級とします。

danmen


(1)「脂肪交雑」は、霜降りの度合いを表しています。
BMS (ビーフ・マーブリング・カラー・スタンダード)という判定基準で評価されます。

mbs




(2)「肉の色沢」は、BCS (ビーフ・カラー・スタンダード)という基準で判定します。
一般的に鮮鮭色が良いとされています。光沢は見た目で評価されます。



bmc




(3)「肉のしまりときめ」は、見た目で評価されます。

評 価
肉 のしまりときめ

 締まりがかなり良く、きめがかなり細か いもの。

 締まりはやや良く、きめがやや細かいも の。

 締まり及びきめが標準のもの。

 締まり及びきめが標準に準ずるもの。

 締まりが劣るまたはきめが粗いもの

(4)「脂肪の色沢と質」は、色が白またはクリーム色の基準 で判定され
さらに、光沢と質を考慮して評価されます。

脂肪色